「井の中の蛙大海を知らず。されど、大空を知る」

なにやら最近になって、漫画やら小説やらでこの一説を目にする機会が増えてきたような気が。
でもね、でもねでもね。
俺は随分昔に、それこそ中学ぐらいの頃に聞いたわけ。


「されど大空を知る」以外にも、「されど天の高さを知る」だの「されど天の深きを知る」だの、色々あるっぽぃ。


井戸の底にいるカエル的には、確かにでっかい海なんか知る由もないわけで、
狭い狭い井戸の底で、それこそ自分が一番だみたいな世間知らずイメージ。
外には遥かに広い海なんてもんがあるとも知らずに。

情けないカエル。



「されど大空を知る」

何かに書いてあった。

カエルはそもそも、海なんかに興味は無いんだそうだ。

確かに、井戸よりも遥かに広い海の存在は知らない。
だがしかし。だがしかしだよ。

カエルが毎日見ているのは、求めているのは、
海なんかではないんだと。

井戸の底から毎日見上げて、いつかそこに届いてやろうと飛び跳ねて飛び跳ねて。
届かなくても諦めず、飛び跳ねることをやめず。

カエルが毎日見上げていたのは、海なんかよりもさらにデカイ、
井戸の底から唯一見える大空だったらしいんだな。

だから跳ねるらしいです。諦めもせずに。

だから足掻くらしいです。歩くことも忘れるぐらい。


北海道もでっかいらしいので、ちょいと頑張ってきます。
頑張って跳ねてみます。

ゲロゲロ
かえる